自動化社会を全ての人に

競争的な経済システムにおける大量生産と消費は、社会を豊かにしてきました。また、IT革命以後、世界のデータ量は指数関数的に増加し、あらゆる活動に効率をもたらしました。その一方で、これら発展は有限な自然資本と過重の労働資本の上に成り立ってきたとも言えます。近年は国連でSDGs(持続可能な開発目標)が採択される等、これら資本を消費するのみの線形的経済から循環型経済に移行するための更なる技術革新を求める機運が急速に高まっています。

私たちは、機械学習(ML)を基にした画像認識技術等のいわゆる人工知能と言われる分野の技術を有しています。世間には人工知能によって人から仕事が奪われる懸念を危惧する声がありますが、むしろそれは推進されるべきであり、より付加価値の低い仕事を技術によって代替し、人はより高度で創造的な仕事に従事しなければならないと考えます。現代社会が直面する持続可能な消費と生産パターンの問題解決には技術革新が必要であり、私たちが研究開発を推し進める自動化技術は社会全体の労働資本の価値を一段押し上げ、更なる技術革新を促す基盤になるはずです。

物事の自動化を行うためには、まずデータ化、流行りの言葉で言えばデジタルトランスフォーメンション(DX)を行って測定し、コントロールできるようにすることから始める必要があります。私たちは、『ML×Cloud Technology』によってこれらを実現します。例えば、私たちが提供するAVSシステムは、異常検知、変化検知、計数等の検出作業を、高機能カメラと組み合わせることによって人の目視以上の精度で行い、自動化することができます。AVSシステムは全国に80万人いると言われる検品作業員を代替し、その労働力をより高付加価値な業務に転換させることができます。

今後、社会的な規制や消費パターンの変化に適応できない企業は将来的に競争力が低下するリスクを抱えていると見做され、現在利益を上げている企業であってもその企業価値は相応に割り引いて考えるべきでしょう。その逆に、人の労働を代替する技術・サービスは技術革新を促すエコシステムとなり、より価値が見出され、より大きな利益が伴うはずと考えます。

私たちは、私たちが提供する技術・サービスを社会利益に結び付け、得られた利益からさらにこれらを磨いていくことが、経営の健全・安定性を支え、信用力を高め、あらゆる危機・状況に備えられるものであると確信しています。そして、今後もより一層、多種多様なステークホルダーを呼び込む企業となって社会の持続可能な発展を支えて参ります。

また、社内においては、得られた利益によって雇用の安定性を確保した上で、常にチャレンジングな案件のアサインとより公平なPay for Performanceの機会と環境の整備を行って参ります。将来的には、当社社員が思い思い好き勝手に仕事をして生まれたパフォーマンスを適正に評価できる会社にして参りたいと考えています。

私たちの将来にご期待いただくとともに、今後も皆さま方のご支援をお願いいたします。